「金曜ロードショー」にて。久々に観ましたが、やっぱり中身のない映画ですねぇ。
大統領自ら戦闘機で出撃するという「とんでも」展開は、強いリーダーに導かれて外敵を問答無用にやっつけるという西部劇以来の伝統話法に乗っかっただけで、たぶんアメリカ人が一番興奮するタイプの話なんでしょうね。
SF映画の世界にも揺り戻しがあって、宇宙人を友好的に描いた作品や(「ET]とか)、哲学的・内省的な作品(「コンタクト」とか)が流行ったかと思えば、突如としてこういう好戦的でIQの低い作品が登場するんですね(「スターシップ・トゥルーパー」とか「宇宙戦争」とか)。このあたりは世界情勢とアメリカのナショナリズムの高まりと無関係ではないはず。困ったものです。
あ、飛行機乗りのおっちゃんが突っ込んでいくシーンだけは唯一好きかも。
日テレ「金曜ロードショー」にて。