miumiu

ユナイテッド ミュンヘンの悲劇のmiumiuのレビュー・感想・評価

4.5
1958年、快勝を続けていた英国の名門フットボールチーム マンチェスター・ユナイテッドの選手と関係者が遠征先で飛行機事故に遭い、チーム存続の危機に陥った実話をもとにした作品。

デヴィッド・テナント目当てで鑑賞。
デヴィッド・テナントはチームの立て直しに奮闘したコーチ、ジミー・マーフィー役。
事故が起きることが分かって観ているから中盤の緊迫感と絶望感が半端なく、後半はずっと号泣だった…
(ジミー・マーフィーが泣き崩れる場面のテナントさんの演技、良かったな…!)
サム・クラフリンが選手役で出演しているのも嬉しかった。
悲しい話ではあるけれど、亡くなった人たちも含めたチームの絆や友情が感じられる演出で、フットボールに詳しくない私でも興味深く観ることができた。

ジミー・マーフィーに加えて、もう1人選手側の主人公として登場するのが、事故の生還者のボビー・チャールトン。
そして今作を観ながらたまたまチェックしたニュースでボビー・チャールトンの訃報を知り、観るタイミングに運命を感じてしまった。ご冥福をお祈りします。

今作、本国ではTV映画として放送されたらしいけれど、海外向けには劇場公開作品として配給されたのがありがたい。(おかげで日本語字幕付きや吹替で観られる。)
悲しい内容ではあるけれど、たぶん何度も見返す作品になると思う。
miumiu

miumiu