せーや

007/リビング・デイライツのせーやのレビュー・感想・評価

007/リビング・デイライツ(1987年製作の映画)
3.5
もはや戦争。

007を全部観ちゃおうのコーナー!
第15作目は「リビング・デイライツ」!

00セクションとNATOによる軍事演習中
何者かによって004が殺害された。
殺された004の傍には「スパイに死を」との
メッセージが残されていた。

はじめましてダルトンボンド!
顔が濃いね!(第一印象)

今まで三枚目寄りなロジャーボンドに慣れてたので
今回のシリアスなダルトンボンドには
なかなか慣れることが出来ませんでした。
あんまり口数も多くないし、ユーモアも少ないし
顔の表情も全然変わらないし…

と思ってたんですが。
なかなか可愛いじゃないか、ダルトンボンド!
基本的にはクソ真面目で硬派なボンドなんですが
ソ連で目を付けたチェリストの女の子といるときには
もうデレッデレなんです。

あのボンドが遊園地なんか行っちゃってるんすよ。
しかもニヤつきながら、ベタな観覧車デートしてるんすよ!
ここで一気にダルトンボンドが好きになりました。

コネリーボンド、ロジャーボンド、この二大ボンドが
女をとっかえひっかえしてるので、
ボンド=女ったらしのイメージが定着しているんですが
このダルトンボンドは、今回は一途でした。
(まあ、カーラ以外に女性は殆ど出てこないんですけどね)

ストーリーは、もう諜報活動→戦争へ。
米英ソの緊張状態からアフガニスタンを交えた四つ巴状態。
後半は確かに迫力は満点なんですが、もはやスパイではない←
まあ、今更そんなこと言っても、って感じですけど(笑)。

悪役があんまり際立っていない作品ですが
(というのも悪役のチンピラ感が凄い)
なんとか持ちこたえてくれました。

そしてダルトンボンドと共にマネーペニーも新しく加入。
14作出演という前マネーペニーの偉大な存在に
打ち勝つことはできるのか…?
前マネーペニーはかなり熟されていたので(失礼)、
ボンドとの恋愛は無いのかなぁなんて思ってたんですけど
今回はバリバリ現役ですもんねぇ、マネーペニー。
ボンドとマネーペニーの関係が崩れやしないかと
日々不安に襲われています。

さて、お初にお目見えした彼らとは別に
お別れとなってしまう方がお一人。
そう、KGBのゴゴール将軍ことウォルター・ゴテル。

「私を愛したスパイ」以降、6作に渡り
ソ連スパイのトップを演じてきた彼ですが
今回は諜報部から外務省勤務へ。
そして今作がお別れとなってしまいました。
外務省勤務のため出てこないと思ったんですが
最後にちゃんと舞台が用意されていました。

チョイ役でも印象深かったゴゴール将軍、さようなら!
せーや

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