勝沼悠

トーク・トゥ・ハーの勝沼悠のレビュー・感想・評価

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)
5.0
 植物人間になった女性を愛してしまった男と恋人が植物人間になってしまった男。

 この映画はただひたすらに植物人間になった愛する女性に愛情を注ぐ美談の映画ではない。 ストーリーがすごい。時間軸の見せ方もストーリーを盛り上げている。
 悲しい話であるがバレーのシーンをはじめとした映像や音楽の美しさが中和してくれる。主人公二人の表情がいい。
 見終わった後に涙は出ない。でも心に衝撃がずっと残る。 5点満点中7点の映画。

 恋愛は美しさだけではない。恋愛は時に残酷で悲惨で狂気でさえある。そういったもの全部含めて恋愛であり、だからこそ恋愛は美しい。
 私が思う最高の愛の映画。
勝沼悠

勝沼悠