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トーク・トゥ・ハーのsangoのレビュー・感想・評価

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)
4.2
なんともいえない靄の中のような映画だった。
どんな病を持っていようとそれが恐ろしいことで犯罪であるのは言わずもがななのだけれど、一方でロミオとジュリエットのようだと思った。二人の間にもっと会話があれば…トーク・トゥ・ハー。とはいえ植物だって愛で育てれば応えてくれることもある。病床での闘牛士の彼が彼女に語りかける言葉はきっと届いている、と信じたい。
バレリーナの彼女は彼女の父は今何を思うのか。
ベニグノにマルコがいてよかったしマルコにベニグノがいてよかった。

要所に挟まれるバレエの舞台シーンが独特でアートに溢れ素晴らしい。
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