このレビューはネタバレを含みます
『トーク・トゥ・ハー』、良かった。
「この人ストーカー!」とか「男の独り善がり!」とか怒ってる女の人が多かったけど、私は根本的に(この話に限らず)愛自体が気持ち悪いと思うから、善悪とか関係なくこの物語を肯定できた。
チラシやらAmazonのあらすじにある、「究極の愛」「希望にあふれたラスト」「人生への惜しみない賛歌」「厚い友情」ってポジティブ要素は微塵も感じなかったけれど。
そして、私にはあのラスト、「希望にあふれた」ものではなく「厄災の始まり(=新たなストーカー行為の始まり)」にしか見えませんよ。