浅野公喜

KING GAME キングゲームの浅野公喜のレビュー・感想・評価

KING GAME キングゲーム(2009年製作の映画)
2.9
船に集められた男女が王様ゲームを繰り広げる「東京大学物語」で知られる漫画家・江川達也監督作品。亡くなったセイ・アシナ、ジェリー・フジオ(父が若い頃田園調布で一方通行の道を誤って通った時優しく注意して下さった方らしい)も出演。

雰囲気的にはデスゲームなんですが、説明の通り王様ゲームで緊張感の無い緩いパーティー感覚の展開が続き、この手の作品ではお約束のお互いを騙し合ったり生命の危機にさらされるスリルも無く犠牲者(というより死人)もごく僅か。終盤にはかなり規模が大きい事に繋がっているのが分かるのですがそれ故に小規模なゲームの内容が悪目立ちしてしまっています。キャストは非常に豪華で演技も悪くなくセットも雰囲気が有るので設定を大幅に変えるorせめて映画ではなく舞台で描いた方が向いてる作品に感じました。

漫画は昔コロコロで連載していた「魔動天使うんポコ」位しか読んだことないものの江川3の絵柄はかなり好きだったりするのですが、餅屋は餅屋なんでしょうか。
浅野公喜

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