【洗濯物】
「この人・・・見たことがある。」
無実の罪で捉えられた男とその母親の物語。
以前、この映画を借りたかったのに隣の「母なる復讐」を借りてしまったことがあった、紛らわしい。
「パラサイト」によってその名の知名度がかなり上昇したポンジュノ。
この監督はやはり雨の描写が映えるのと、不快な音の使い方が見事。
最初のシーンの高麗人参を切るザクッという音が直で耳に貫通してくる。
またカメラの構図も面白い角度でとってるのが興味深い。
バイキングのシーンの上から撮影とか、死体の顔を壁の隙間から映す部分とか、カーテンの隙間からみる情事とか・・・
そして次に描写もまたよくて（・∀・）ﾆﾔﾆﾔしてしまった
砂が混ざって広がっていく血とか、顔についた血を塗りたくるところとか、最後の踊り狂うところとか。
「馬鹿」がトリガーになって切れるようにしている設定や、頭をぐりぐりして記憶を思い出すところとか、
鑑賞し終わってもやはりこれだけ印象に残るシーンがある映画ってすごいよな。。。
2020.5.29
