ヨルダン川西岸地区ナブルスに住む若者2人が自爆テロの実行役に選ばれ、イスラエルへ行こうとするが…。
決して自爆テロを肯定する内容ではなく、ナブルスの人々がどういう気持ちで生きているのかを知ることに大きな意味を感じる映画だった。
彼ら(イスラエル)に殺す理由を与えてはいけない。彼らは被害者の顔をして加害者の役も演じている。それらの言葉も印象に残ったし、一方で、自分たちにできる抵抗とは?力で支配する相手に暴力なしに抵抗できるのか?何をしたらこの状況が改善されるのか?など、胸の内の苦しみや葛藤が見えて考えさせられた。
観て良かったと思う。