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弥次喜多道中記のアップルのレビュー・感想・評価

弥次喜多道中記(1938年製作の映画)
3.8
東海道中膝栗毛をベースに映画化した時代劇オペレッタです。互いの素性を知らないままに出会った遠山金四郎と鼠小僧。遠山金四郎は片岡千恵蔵、鼠小僧は杉狂児が演じています。やがて二人は弥次さん喜多さんに間違われながらもそれを訂正せずに旅をはじめます。後に別れて再会を約束した日に二人は互いの正体を知ります。裁く側と裁かれる側、神妙な面持ちの二人を見ていると切ない気持ちになります。こんな軽妙なオペレッタでも封建社会の闇が垣間見えてしまい楽しめません。別に金さんが威張り散らしている場面があったとかではないんですけどね。
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