パンパン！はいはい注目〜〜〜！！俺面白い映画観ました〜〜！！パンパンパン！！
忘れもしない小学生の頃、テレビで親父と観た時は、悪趣味なグロ表現や明らかに女性器モチーフのエイリアンなどに「最悪の映画ジャン…」と激烈に引いてたんですが大人になってビックリ仰天、こんなにもエンタメと風刺を両立した映画だったとはね
巨大昆虫との過度にエグい戦いの描写は一周回って楽しさを生み出してるし、その中に若者たちの眩しい絆・恋・別れ・成長があって、王道SFアクションでありながらど真ん中青春していて好き！
この序盤の青春群像劇っぽさがなかなかに素敵で、爽やかさを感じさせながら無情な死が待つ戦争に雪崩れ込んでいく展開にとっても夢中になっちゃった
あと戦争モノにスパイス加えるのは"鬼教官の存在"だと思うんだけど、その点で言うとこの映画には男臭い頼もしい上官が、なんと2人も出て来る…！アッツ〜…！
で、そんな爆烈おもしろムービーとしての強度が半端じゃ無いのに、散々楽しませてくれたその丸ごと全部が戦争、そして軍国主義への皮肉なのスンゲーずるい
ポールヴァーホーベン監督、まじで作家性の塊すぎる 唯一無二なんだ
