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遊星からの物体XのScreen7のレビュー・感想・評価

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
4.0
Stranger Thingsでマイクの部屋に本作のポスターが貼ってあったところから気になって鑑賞!現実離れした映画大好きなので、だいぶ気に入ってしまった。二度見してしまうインパクトで観客を魅了しながらも、二度と見たくないような気持ち悪い造形の物体X。
『シャイニング』『ヘイトフル・エイト』『ミザリー』等々、雪山で脱出不可能という設定は定番だね。仲間がどんどん犠牲になる状況で、疑心暗鬼にならずにはいられない。雪山で寒そうな一向が仲間割れしてしっちゃかめっちゃかな様子を、暖房が効いた部屋でケタケタ笑うのは正直楽しい(ごめん)。
「誰が犯人?」ではなく、皆んな被害者であり思いがけず加害者にもなってしまう状況。ホラーはそこまで得意ではないけれど、中盤からギャグみたいな演出が目立っていたので面白かった。CGに頼らない、当時ならではのお手製感がすごく良かった。顔と名前を一致させることに必至だったけど、減るときは本当に呆気ない。あえて全てを描かず、観客に察してもらうのを想定した終わり方も好みでした。
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