吉良吉影

遊星からの物体Xの吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

遊星からの物体X(1982年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人狼系Sf古典ホラー。エイリアンが人間達に次々と寄生して、お互いを疑い始める。誰が黒か分からない、まるで人狼ゲームのようで面白かった。寄生するエイリアンが非常に気持ち悪く、もはや造形美すら感じさせる。CGよりも手の込んだクリーチャーの表現は一味違う。特に犬の顔が割れて寄生体が飛び出るシーン。『バイオハザード』や「寄生獣」、『ストレンジャー・シングス』などのクリーチャーが連想でき、古典ホラーとして語りつがれるだけあり、後世の作品に多大なる影響を与えているだろうと思えた。

一番びっくりしたシーンは血液検査。切った血を熱に近づけた瞬間に突然血液が飛び跳ねたので、心臓が飛び出るかと思った。縄に縛られて横に座ってた人達がぎゃーぎゃー叫びながら突然変異を眺めてる光景が滑稽で面白かった。

かなり面白かったですが、「気持ち悪い、、、」とずっと口から出る作品でした。
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