南極基地という閉じられた空間で、誰がエイリアンに同化されているか分からない状況。これがたまらん。疑心暗鬼とそれを打破する策、誰が生き延び誰が餌食になるかのスリル。SFの形を使ったサスペンスでありホラーでもあるというバランスの良さに、外は極寒の死の世界という極限状態も相まって面白すぎる。
カート・ラッセルが持つ圧が強すぎて自然とリーダーになっちゃうのがちょっと笑えます。間違って殺しちゃっても極限状態のカート・ラッセルだからしょうがないのです。グチャドロのクリーチャーの造形がまたたまらんですね。あの触手はエシディシの血管針を思い出します。