なおし

地獄の黙示録のなおしのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
4.4
いつだかおぎやはぎの矢作さんが話していたマッコイ斎藤さんが海外のカメラマンに違う!と色々指示してたらその人がコッポラの地獄の黙示録撮ったカメラマンだって知ってじゃあそれでいいよっていうエピソードから知った今作。

画の作り込みえぐ
映画界の大友克洋か!
いくらかかっとんねんこれ
→90億らしい。RRRの100億よりは少ないんだな。こっちのがかかってそうに見えるけど、もう90億とか言われるとどれにどんだけかかってるか想像もつかんけど。

キルゴアたちの作戦の時のワーグナー流してのヘリコプターから爆撃のシーンやば過ぎ。どう撮ったんだ?ヘリ飛ばし過ぎ、爆破し過ぎ、ヘリから撮ったり、大量のヘリ撮ったり、爆破したり全部やってるじゃない。

カーツのいる集落の作り込みもやばい。抜けに吊るした死体わざわざ入れたり、エキストラ一人だって手抜いてないんじゃない?色使いとかもなんなん。作り込みが過ぎて引くレベルでやってる。

カーツが出てきてから影の使い方が、気になる。

そんな映画的派手さはガンガンに詰め込みつつ、戦争の狂気、その中で狂っていく兵士たちをしっかり描いてる。船の取り締まりで女の人が動いただけで機銃を連射したシーンは衝撃。ウィラードのトドメで完全に狂ってることが明確に。いや、元々狂ってるのかもしれない。世界が。

カーツに近づくにつれ、自分との共通点に気がついていき、自己を投影していくウィラード。カーツを探し出し殺すために戦場を生き抜くウィラード。基本この二本立て。不思議とずっと見てられる。

後半の哲学的な部分に関しては正直わからないことだらけ。
本能で無慈悲に殺す兵士が必要、的なことを言ってたカーツをウィラードは殺して最終的に集落を爆破?したのか?
でもそれだとカーツの意志を尊重してることにもなる?やば、読解力ないわ自分。
後で考えます。

なぜキルゴアがやっていることは許されて、カーツがやっていることは許されないのか
なおし

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