サイクルヒット

地獄の黙示録のサイクルヒットのレビュー・感想・評価

地獄の黙示録(1979年製作の映画)
4.4
劇場で鑑賞。まず、戦場シーンの迫力!CG無しでとんでもない画作りをしております。十数機のヘリコプター、爆発の炎、ライティング、キャストやエキストラの動きがカメラワークにびったりハマって完璧。スタッフキャスト各々の担当パートが、恐らくは相当なプレッシャーのなかで素晴らしい仕事をしております。そして劇場の椅子を揺らす様々な音たちが臨場感を高めてくれます。

マーティン・シーンの目がいい。彼の目を通して作品の世界観を観客に伝えます。ロバート・デュバルの演じた中佐がイカれてて魅力的。マーロン・ブランド演じるカーツ大佐のシーンがやや退屈に感じた。神格化の演出のため?シャドウを多用していて眠くなってしまう。フランス人入植者一家のシーンは蛇足だと思う。詰め込みすぎ。俳優の演技は良かったけど。