KOH

悲情城市のKOHのレビュー・感想・評価

悲情城市(1989年製作の映画)
4.3
第二次大戦後に台湾が国民党政府に返還されてから、国府が完全に台湾に撤退するまでの混乱した期間を生き抜いた小さな町と大家族の話。
経済的な混乱と強権的な抑圧の中で、人々の生活が少しずつ変容してゆく様を淡々と描いていて、そのあまりに淡泊な描写がむしろ強烈だった。台湾人なら一生に一度は見るべきと言われるだけあって、台湾の激動の歴史を実によく描いた良作でした。
KOH

KOH