バカみたいな(というか実際に軽薄な人々「しか」出てこないが)青春映画
原題もほぼ邦題の意味、というか昔の18歳って大人びてんだな
カトリーヌスパークの映像と舌足らずなイタリア語を楽しむ、それ以上でも以下でもないが、そのことの価値は実は割と貴重
(甘ったるく、「ダノイシファコジィ…(フランスでわ、こぉするのょ)みたいな言い回しが素敵)
かつては存在しえた、青春映画というジャンルにおいて、
時間軸的には先行する日本の「太陽の季節」よりは上品だし、
ほぼ同時代の例えば「若大将シリーズ」よりは洗練されているが、
若者を健全な白痴化に嚮導する役割を(国際政治の文脈からかは定かでないが)少なくとも結果的には果たしたといえよう