pauh

アバウト・ア・ボーイのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

アバウト・ア・ボーイ(2002年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

主人公のヒュー・グラントが、下心しか無い大嘘つき男のクズ加減は本当に酷いなとは思ったものの、独身は別に本人が幸せならそんなに周囲が非難しなくても…とお節介にも思い、仕事をせず自由気ままに過ごすけどお金はあるというノンストレスな暮らしが羨ましかったです。
ひたすらに嘘をつきまくる主人公のクズ加減と子供相手でも容赦なくズバッと言う姿勢が面白く、ただ押し掛けるマーカスを仕方無しでも受け入れてあげたりその後色々協力してあげたりと、クリスマス会に行ってあげるのも優しいなぁと思いました。
自分ならあの母親と会うのが嫌すぎて例の怒鳴り込み事件から避けてしまいそうだなぁと思ったからこそ、それでもマーカスの気持ちを思い、最後は母親の自殺を止めようとしたり(しようとしてないけど)と、ラストはマーカスの為に自分も舞台に登場し大成功にはならなかったけれど、二人でやり遂げていて素敵でした。
しかしそんな大人である主人公よりももっと勇気を持っているマーカスが素敵すぎて、ちょっと見た目の怖い女の子にも自分からアタックし仲良くなって行ったり、お母さんの為に必死に行動したりと、良い子すぎて応援したくなりました。
笑い所もちょこちょこあり、最後まで楽しめる面白い作品でした!
pauh

pauh