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好きだ、のnodoubtのレビュー・感想・評価

好きだ、(2005年製作の映画)
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※記録用です。

17歳のユウ(宮崎あおい)とヨースケ(瑛太)。
ユウはいつも河原でギターを弾いているヨースケに好意を持っていたが、なかなかその想いを伝えられない。
しかしヨースケは、大切な人を亡くしたユウの姉のことが気になっていた。
近づいては、すれ違うユウとヨースケ。
やがて姉の事故が2人を引き離してしまう。

そして17年後─
34歳になったヨースケ(西島秀俊)とユウ(永作博美)は偶然、東京で再会する。

想っているのになかなか「好きだ、」の一言が口に出せない、歯痒くも甘酸っぱい17歳の2人を宮崎あおい&瑛太が好演。
特に宮崎あおいの尋常じゃない程の可愛さと存在感、目まぐるしく変わるその表情。
瑛太とのキスのあとに見せる涙の表情なんかもう反則です。
そこらへんのアイドル女優とはレベルが違います。
そして大人になってからの西島&永作の空気感もたまりません。
ヨースケの部屋でのシーン、表情は見せずに口元のシルエットとセリフだけで魅せる永作の演技も最高。
しかも美味そうに酒飲むんだよなぁ永作さん…(笑)。
とにかく宮崎あおい→永作博美のキャスティングはお見事でした。
それと高校生パートがユウ目線で、大人パートがヨースケ目線ってのも面白かったです。

ただ、姉の事故後にヨースケがユウにかけた言葉に感じた違和感や、暗闇のシーンで何をやっているのか分かりにくかったり、ラスト手前のヨースケに起こる災難は本当に必要だったのかとか、気になる部分もあるにはあるのですが、やはり宮崎&永作の素晴らしい演技を見られた。
それでいいんじゃないでしょうか(笑)。
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