とり

X-ファイル:真実を求めてのとりのネタバレレビュー・内容・結末

X-ファイル:真実を求めて(2008年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

ドラマの熱心なファンじゃなかったけど、やっぱり超常現象モノは気になるのです。
予告編では全くと言っていいほど宇宙人やら謎の生物やらの存在がなかったけど、これはきっと隠してるに違いない!そう確信して鑑賞しました。
・・・別に隠してるわけじゃなかったようです。
これはXファイルじゃなく、ただ単にモルダーっぽいおじさんとスカリーっぽいおば・・・お姉さんが出てる犯罪サスペンス映画でした。
そう思いなおして観るとなかなか面白く、最近観たサスペンス系の中ではけっこういいほうだったかな。
スピーディな展開も上手かったし、カメラワークも誠実そのもの。2時間テレビドラマの安定感って感じ。
エスパーおじさんについては予告編でほぼ見せてくれてたので、それ以上のわくわく感はなかったなぁ。
なかなかいいキャラクターだったと思うので、もっと登場させて欲しかった。
逆に後半、犯人たちが行っているおぞましい計画については予告編で一切触れられていなかったので、とてもドキドキワクワクと楽しめました。題材が好みだったのもある。
でもこの辺でちょっと低予算さが際立ってたかな。
特に番犬のワンちゃんが見ていて悲しい気持ちになるほど低予算でした。
ネタバレしちゃいますとこの番犬、モルダーにやっつけられちゃうんですが、地面に横たわる姿が無残すぎて青ざめてしまいました。
残酷~とかそういう無残さじゃないんです。特殊メイクがあまりにもトホホでした。
ワケあって頭部が2つあるワンちゃんなんだけど、都合よく一方の頭がやっつけられたらしく、地面にその残骸がベターっとあって、その上に普通のワンちゃんが寝転がってキュ~ンとか言ってるだけにしか見えない。安上がり。
時々あのテーマ曲が流れるので「今Xファイルを観てる」って意識は持続したけど、本当にそれだけでした。
エンドロール最後にサービスシーンがあったけど、特に観なくてもいいよくわからない映像でした。
あの映像は何もないよりは何かあったほうが嬉しい、その程度の捉え方でいいのかな~?
TOHOシネマズ流山おおたかの森
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