平和を祈るヒツジくん

殺し屋1の平和を祈るヒツジくんのネタバレレビュー・内容・結末

殺し屋1(2001年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

「なんてロマンチックなんだ」
グロさ:★★★★☆
三池崇史度:★★★★★
SM:★★★☆☆
原作の大ファンです。まだレビューしてなさった。。

原作の内容をざっくり言えば、どうしようもない悪いヤクザ・垣原を、殺し屋・イチがスパスパ蹴って〇していく話です。
ホントにそれだけなんですが、作者が心理学者に「垣原ってSかなあ?Mかなあ?」と聞きに行くぐらい、心理学の描写に拘っています。10巻なので読みやすい。けど拷問描写がグロいし、みやぞん顔の双子が怖すぎるので人にオススメできない笑笑
次回作の『ホムンクルス』に繋がっていく作品です。


映画は
★浅野忠信演じる垣原がとにかく魅力的
★原作で重要人物だったカレンがエセ外国人みたいなキャラになってアッサリ退場
★双子がマイルド。残虐さはすべて垣原が引き継いだので犬のおまわりさんにキャラチェンジ!
★東京下町の情緒を感じさせる音楽すき
ジジイも死んで、原作よりスッキリしたラストに。一応R-18作品なんですがCGが粗いので個人的にそこまでグロさは感じませんでした。
しかしマーティン・スコセッシ、クエンティン・タランティーノといった大物監督がこの映画を見ており、浅野忠信さんが絶賛されるという事態に!映画の内容より、キャストの演技力に注目したい作品です。