ヤスマサ

ザ・シューター/極大射程のヤスマサのレビュー・感想・評価

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)
3.5
元海兵隊で敏腕スナイパーのボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)が、大統領暗殺計画犯の濡れ衣を晴らし、その陰謀に立ち向かうサスペンス・アクション。

エチオピアの隣国、エリトリアでの任務で、武装兵団に襲われ相棒のドニーを失うシーンで始まる。
3年後、一線を退いていたスワガーは、大統領暗殺計画を阻止すべく力を借りたいと言うアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)に協力するが、それは3年前の一件から繋がる巧妙な罠だった。
流石のアントワン・フークワ監督だけあって、アクションが凄い。
結構生々しい銃撃戦は、最後の最後まで期待を裏切らない。
堅実だが物怖じ気味のFBI捜査官メンフィス(マイケル・ペーニャ)の存在もなかなかいい。
ストーリーも凝っているが分かりやすく、スピード感があって面白い。
収監されたスワガーが、司法長官を前に自らの無実を証明するシーンは、「正義が勝つとは限らない」という長官からの言葉に、このまま私刑執行人となっていくのではと思わせる。
同監督の「イコライザー」は元CIAの私刑執行人だが、背景は違えど、その前日譚みたいな作品。
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