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大暴れ五十三次のmitakosamaのレビュー・感想・評価

大暴れ五十三次(1963年製作の映画)
3.5
スカパーにて。なにこれ!メッチャ楽しい〜!マキノ雅弘による股旅ものミュージカル。

北大路欣也が鼠小僧次郎吉。松方浩樹が北町奉行の近江銀八郎。(東山の金さんじゃない笑)
町に鼠小僧の犯行と見せかけた殺しが発生し、本物の次郎吉は旅へ。銀八郎も勘当をうけ東海道へ旅立つ。
意気投合した二人は弥次郎兵衛と喜多八を名乗る。
で、本物の弥次喜多も出て来ておちょこちょいッぷりを発揮。

次郎吉・銀八郎は旅一座に入り馬の足に入ったりしながらオチャラけて笑いを取るが、そこにヤクザが嫌がらせに。二人は悪漢退治。さらに偽の鼠小僧である岡っ引きがいた証拠も。

銀八郎が金さんよろしく遊び人を模した奉行というキャラで、しかも正体を隠すためにヒョットコや天狗のお面を被っているという点で桃太郎侍に通じる。
しかし松方の演技は後の金さんをまるで変わらんな。

最後は遠山さばきならぬ銀八郎さばきで偽物を捕まえ、次郎吉・銀八郎で新たな旅に。

要所要所で歌が入り、コメディ要素も多く実に楽しい。痛快朗らか時代劇。
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