らんらん

大暴れ五十三次のらんらんのレビュー・感想・評価

大暴れ五十三次(1963年製作の映画)
3.0
江戸の町に鼠小僧なる義賊が現れ貧しい人々に金を振りまいていたのだが、最近では押し入る際に人も殺めるようになっていた、どうやら人を手にかける鼠小僧は偽物らしいのだが、、、

北大路欣也と松方弘樹のダブル主演、ヒロインは一応丘さとみ
主演2人もだけどその他の出演者も弱い、丘さとみが見たかったのと監督がマキノ雅弘ってのもあって迷ったんだけど見てみることに

で、その内容が
松方がひょっとこのお面かぶって女の子とドンチャン騒ぎ、そこに鼠小僧が現れ、、、って!見たことあるよ!それから江戸を離れ上方までの旅道中、そして日本橋での再会の約束って、、、まんまだよ!リメイクかよー

しかもこれ見るの3回目よ、「女賊と判官(1951)」「江戸っ子判官とふり袖小僧(1959)」も基本ストーリーが一緒!

今回違ってるのは賊の性別が男って点、その点で恋愛テイストがなくて男の友情みたいなお話になってる

それにしても出演者が弱いなー、ほとんど知らない人ばっかり
ヒロインの丘さとみも旅道中には付いていかないので出番少ないし(欣也が追い返すの、余計なことをー)
黒幕が加賀邦男ってのも弱すぎるし、、、堺駿二はがんばってる方か、浮いてるくらいオーバーアクションでにぎやかしてた印象

それでも元々のストーリーがよく出来てるのと、マキノ雅弘監督作品なだけあって最低限な面白さはあります、出演者を気にしないで見たらふつーに面白い娯楽作品になってるかと
でも個人的には映画を見る上で出演者を重視しているので物足りないわー
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