オーウェン

ドラゴンハートのオーウェンのレビュー・感想・評価

ドラゴンハート(1996年製作の映画)
3.2
ドラゴンと一緒に圧政を退治する。
よくよく考えれば「ヒックとドラゴン」は、この作品をモデルにしたとも思えるほど似ている。

肝心のCGでの再現は微妙な点があるが、コミカルさもあるドラゴンを登場させた。
そしてその声をショーン・コネリーが出している。
これだけでドラゴンの威厳が上がったような気にさせるのだからすごい俳優だ(笑)

さて物語だがいかにもな中世の舞台で剣同士の戦いや、反乱に絆などが盛り込まれている。
意外なのが王子が瀕死の重傷を負い、ドラゴンが助ける件。
普通こういう場合王子が正義に目覚めてとなるが、逆に悪政の限りを尽くしていく。
それに立ち向かうのが王子の指南役の剣士。

ただこの複線をあっさり回収するのは実にもったいない。
もっとドラマチックに描けないのかと思ってしまう。

王子にデヴィッド・シューリスなのはいかにも間抜け面を連想させ、髭モジャの剣士がデニス・クエイドなど意図してはめ込んだキャスティング。
こういう中世ものが好きな人は間違いなく楽しめるだろう。
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