本作は、三島由紀夫の「午後の曳航」と重なる部分がある。幼い子供には、大人の男が同じ人間とは思えないほど、過剰に崇高で遠い存在に見えている。しかし、その幻想は大人に近づくにつれて薄れていき、単なる一人…
>>続きを読むヴィクトル・エリセ監督の画は強かった。オープニングクレジットの黒い背景だと思っていたものが、実は映画内の暗闇で、徐々に明かりが射し込んでエストレリャの部屋の輪郭が浮き出てくるという演出からしてもう好…
>>続きを読む映像が豊か〜☺️
少しファンタジーなのかなと思っていたけど、子供の頃万能で疑わなかった親が、大人になるにつれて1人の人間に過ぎないし子供の自分に全部見せてるわけじゃないって気付くような話で、落胆のよ…
明暗のコントラストが生きた、カラヴァッジョの絵画のような画作りで綺麗だった
アコーディオンの音楽で踊るのが好き
自分の知らない暗い父親の一面を覗き込みたくなる少女の好奇心が、しっとりと静かに映像…
思いもかけなかった映画が、思いも寄らない角度から他の作品に光を当てることがあり、長く映画を観続けることの醍醐味は、こんなところにもあるのだろうと思う。それはきっと、それぞれに切実に生きている人生と同…
>>続きを読む当時はミツバチのささやきと同時上映だったような気がしますが🤔
この間、10年間が空いているんですよね。それから瞳を閉じては30年?も空いてるとは凄いね。
日本にもそんな監督がいますが・・・
長谷川監…
【あの時の父の顔は忘れられません】
夫がいないのよ 犬も吠えてるし あの朝 枕の下に父の振り子があったので 今度はいつもと違うと思いました もう父は戻るまいと かもめの家 ぽつんと一軒家 なぜパパ…
単純に父と娘の繋がりが徐々に離れていく精神性を捉えた物語として見ることもできるし、スペイン内戦後の分断を背景とした家族にもたらされた政治的な悲劇とも捉えられる。映像の上手さがあって、オープニングの光…
>>続きを読むEL SUR 1982年 ビクトル・エリセ監督作品 95分。光と陰を効果的に使った映像が美しい。少女👧エストーリャが回想する医師であった父アグスティン(オメロ・アントヌッティ)のこと。スペイン内戦で…
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