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エル・スールのSoulFoodKitchenのレビュー・感想・評価

エル・スール(1982年製作の映画)
4.3
こうして人に見える形で文章を書くのは難しいな〜
「フランケンシュタインの怪物」てするところを「フランケンシュタイン」て初歩的な間違いを書いてしまって、後で気が付いて、慌てて書き直した・・・
何処かの物陰にでもソッと隠れたい気持ちになった🤣
これからも書き間違いや勘違いもあると思うけど、そんな時は「アホやな〜」て読み流してください😅

こんな風に人は注意不足やったり記憶違いやったりする時はあるよな〜
また記憶から消したい過去もあるな・・・

父、アグスティンは15歳になった娘のエストレーリャに「この人は誰なの?」て女優のエレーネ・リアスの名前を聞かれて明らかに記憶があるはずやのに「知らない」とか惚けてた。
この時の父親と娘の関係は一人の男と一人女の関係やったな〜
男の子やったら父親に、こんなカマをかけるような質問しないし、ましてや7年の前の事を何かあると感じて記憶してる事も無いやろし、やっぱり女の子は凄いなと思った😲

またアグスティンにもエル・スール(南)の故郷の父親との関係は消したくても消せない記憶としてある。
父親とは意見の違いから大きな隔たりが出来てしまった・・・
それはスペイン内戦の傷跡でもあり、アグスティンの人生に大きな影を残してる・・・😣
彼が娘に言った「思った事が言えるのはイイ事や」
その言葉の意味は大きい・・・

エストレーリャには8歳の頃は父親は窓越しにコッソリ覗いて様子を伺う存在やったのが、今は、こうして堂々とテーブルを挟んで面と向かい合ってる・・・
エストレーリャも父親の違う面もある事を理解出来る歳になった・・・👧

アグスティンは故郷の父親とテーブルを挟んでワイングラスを傾けたかったかもしれない・・・
または昔、父親と同じ様にテーブルを挟んで話した記憶が蘇ったかもしれない・・・

アグスティンにとってもエストレーリャの8歳の聖体拝領の時は教会の柱の影からコッソリ見守る存在やったのに、今はこうしてレストランのテーブルを挟んで、恋人同士みたいにワインを飲んでいる🍷
偶然にも隣の部屋からは結婚式なのか幼いエストレーリャと踊った曲が流れてる・・・🎶

アグスティンは、すっかり大人になった、そんなエストレーリャに嬉しさと安堵の気持ちを感じながらも自分から離れていく寂しさも感じかもしれない・・・・

「ミツバチのささやき」同様にカルヴッジオに影響を受けた17世紀頃のオランダの絵画を想い起こさせる、柔らかな光と影の使い方がホンマに素晴らしい💕

コレも、また優しさに溢れたシミジミと心に余韻を残すエエ映画やったな😍
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