◼️シュブリエルの振り子◼️
切ない物語でした…
児童・思春期女子の敏感な内面が表現されていました〜
内戦の影響もあってか、過去に囚われている父親。
その父親は、水脈や鉱脈を探り当てる占いに使う”振り子”を使用し、村人からの尊敬を集めていた。
私は、その”振り子”から「シェブリエルの振り子」を連想しました〜
「シェブリエルの振り子」とは、よく知られた「観念運動」の概念。
オーストリアの心理学者シュブリエルが発見したと言われています。
「観念運動」とは、頭の中で考えたことを無意識下で体の一部を動かすこと。
有名なのは、5円玉を一本の紐に結びつけて、手を動かさずに「動け」や「止まれ」など念じて動かす方法。
集中力を高めるのにもいい方法ですが、無意識をコントロールする”催眠術”にも使われます。
映画の中の父親は、”振り子”を使用し、自身の無意識下の過去をコントロールしたかったのでしょうね…。