『エル・スール』 スペイン映画 1982年製作
「エルスール」とはスペイン語で「南へ」の意味。当時内戦状態にあった中、南への憧れなどを持っていた事から付けられたタイトルなのだとか。(確か、間違って…
光の具合や構図が素敵で絵画みたいに思える場面が綺麗。自分もそうだけれど、時間の経過や経験によって変わることって沢山あって、幼い頃からの経過と、大人になってからの経過とでは、時間に対する感情は変わって…
>>続きを読む何度観ても初めてのようにみせられてしまう。
光が部屋に射し込むところ、「国境」を走るところ、夜が朝になるところ、バーの外から父を見つけるところ、、、挙げていったらキリがない。
文学のようで絵画のよう…
詩のような映画だった。静かで暗くて簡素で。
子供の頃の自分に見えていた父親と、大人になって知る父親の違い。思春期の好奇心と想像力。どれも多くの人が経験することを、美しく描いていました。
多感で繊細な…
詩のような映画だった。
自殺した父を娘が回想する話。
終始映像に哀愁が漂っていて、なんとなく寒々しくて、でもすごく綺麗。そんな映像の中で、父と娘と、題名でもある'エルスール'(南という意味)の関係が…
謎めいた父親とその娘。ある日娘は父親の秘密を知ってしまう
光が差し込んだ時の映像の美しさにうっとりする。
幼い頃は絶対的に思えた父親の存在が、成長するにつれなんてことない1人の普通の男だったという…
このレビューはネタバレを含みます
屋根裏の謎と南部の距離感。
前者はいともたやすく決壊するのに、後者はどこまでも遠い。幻の後編がとても気になる。彼女はエルスールに何を見るのか。
クラシカルな佇まいでありながら、常にどこか隙があって…
憧れの存在を越えたり、実は大したことがないときづいたときの、気持ちの中で波がサーっと引けていくような気持ちがしっかり伝わってきた
沈黙する抵抗ってかわいいな ベッドの下でじっとしていたくなる気持ち…
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