青野姦太郎

銭形平次捕物控 美人蜘蛛の青野姦太郎のレビュー・感想・評価

銭形平次捕物控 美人蜘蛛(1960年製作の映画)
3.0
銭形平次(長谷川一夫)が八五郎(三木のり平)と一緒に伊勢参りへ向かう旅の道中、連続殺人事件に巻き込まれる…というミステリコメディ時代劇(なんじゃそりゃ)。60年代の三隅では唯一50年代の楽天的ムードを引きずっており、登場人物の顔色が感情によって青や赤に変化したり、女が歌い出すと関所の役人まで全員踊り出したり、とギャグが多い。
美人蜘蛛というタイトルが感じられるのは、中村玉緒が蜘蛛を見てキャーッと怖がる1シーンだけ。ちなみにこれは伏線でもフラグでも設定でもなんでも無い。