Benito

ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合のBenitoのレビュー・感想・評価

3.9
【 このバカバカしさが最高なコメディ 】

エディ・マーフィーが「ビバリーヒルズ・コップ3」の2年後に出演した作品。全盛期は過ぎた時期だけど、顔芸や身体を張った演技は健在だった。80年代から90年代に入ってベテランコメディアンの地位を築いたエディ、それでもこんなにハチャメチャやってくれたのは嬉しい。

そしてこの作品がジェリー・ルイスというエディの大先輩とも言えるスラップスティックコメディのスターが主演した「底抜け大学教授」のリメイクで、ジェリー・ルイス自身が「ナッティプロフェッサー」の総指揮をしているのも感慨深い。

作品中でエディが肥満体の大学生物学科のクランプ教授に扮し、そのクランプ家の父、母、兄、祖母など含めエディが演じていて、なんと1人7役というチャレンジングな下品&下ネタの悪ふざけ演技を楽しそうに演じていて最高。

共演のヒロインにはジェイダ・ピンケット(この映画の翌年にウィルスミスと結婚)、大学関係者に大御所ジェームズ・コバーンが登場。でもいちばん目立っていたのは
ナイトクラブの過激なズボンずり落ちてるコメディアンで登場したデイヴ・シャペル。エディと彼の絡みの場面はふたりがキレキレの面白さで最高に笑った。ブラックな笑い、多いけど…
Benito

Benito