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フル・コンタクトのXXXXXのレビュー・感想・評価

フル・コンタクト(1992年製作の映画)
3.5
「仕事が終わったら1発どう?」
チョウ・ユンファ、サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン主演。リンゴ・ラム監督。

あまりにも強烈な香港ノワール映画で、今作の後味の悪さに躊躇していて、おそらく25年ぶりくらいに鑑賞しました。

90年代っぽい、エログロ炸裂で悪趣味な感じが炸裂した香港ノワールで、結構『ワイルド・アット・ハート』っぽい。
悪役のサイモン・ヤムが、蛇皮のジャケット着てるし。笑

サイモン・ヤムは『イップ・マン』に出ていたので、知ってる人も多いはず!今回はゲイでサイコパスなマフィアのボス。
人肉魔王のアンソニー・ウォン兄貴は、弱気で情けない珍しい役柄。サイモン・ヤムもかつては、猟奇ものでよく殺人鬼を演じていたので、香港二大猟奇スターの共演となりました。
今作でのアンソニー兄貴の容姿が、志村けんソックリで爆笑しました←

ユンファに「お前と寝たかった」と言うサイモン・ヤムにゾクゾクしちゃうね!爆笑
ユンファの恋人役は、アン・ブリッジウォーター。名前がオシャレ!
銃撃戦の直前まで、オナ○ーをしてるビッチがいたり、何故か近鉄バッファローズの帽子被ってる人いたりと、相当濃いです。爆笑

ユンファは、今作ではすんごい角刈りでタトゥー入れてる硬派な感じです。ファッションが袖なしのレザーベスト着てたりと、マッドマックスみたい!!爆笑
実は『ゴッド・ギャンブラー』旋風の後、ユンファ人気が低迷してた時期で、この作品も香港ではソッポ向かれていたそうです。
ユンファは、香港返還と同時に『リプレスメントキラー』でハリウッドへ進出しました。

監督は、その後ハリウッド進出するリンゴ・ラム監督!相変わらずのバイオレンス炸裂!!
銃口から出た弾丸の軌道を描いた演出が、すごくて、その後ハリウッド映画も真似するんだけど、間違いなく今作が一番最初にやってる。
名作揃いのユンファ作品としては、そこまで面白く無いんだけど、90年代香港のなんでもアリな感じを表した、ユニークな作品でした。
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