鍋レモン

フル・コンタクトの鍋レモンのレビュー・感想・評価

フル・コンタクト(1992年製作の映画)
3.3
⚪概要とあらすじ
チョウ・ユンファ主演のサスペンスアクション。

舞台はタイ・バンコク。ナイトクラブで用心棒をしている主人公ジェフ(チョウ・ユンファ)は、大金が必要となった親友のサム(アンソニー・ウォン)に協力し、ジョン(サイモン・ヤム)が計画した現金強奪計画に加わる。計画は成功するがその後仲間からの裏切りを受けることになる。仲間の1人ジョンの追い討ちによって、ジェフは利き腕を負傷してしまい、現場に近い一軒の家の家族はその巻き添えになり惨殺されてしまう。家族でただ一人、重傷を負いながらも生き残った少女に対する罪の意識から、ジェフは利かない右手の代わりに左手を鍛えて、裏切り者への復讐を決意する...。

⚪キャッチコピーとセリフ
“完・全・武・装-復讐の狼が駆け抜ける!”

「敵は討つ」

⚪感想
アクション作品。

チープでシンプルだけど結構面白かった。

チョウ・ユンファが角刈りで赤バンダナをつけているのは残念だったけど哀愁があってかっこよかった。
髪型はミルクボーイの内海さん。

ジェフの親友のサムを演じているのがアンソニー・ウォンでびっくり。『インファナル・アフェア』では日本版の角野卓造さんと同じ役どころで印象に残ってた。

ラスボス的なジョンが同性愛者で1990年代にしては珍しいかも。

銃弾目線の映像が意外と斬新。

バージンとキョンのキャラが濃いけどまとまっている。
性欲おばけとすぐキレる怪物。

途中途中のモナのダンスシーンが。

特にひねりはないけど嫌いじゃない。



⚪以下ネタバレ



親友サムがお金に困っていたため、サムの従兄ジョンらと手を組み現金強奪に挑むも裏切られる。友人チョンが死に、民家も巻き込まれる。

ジェフを殺さないと殺すとジョンに脅され殺しに来たサムだけど最初から撃った振りをすればいいだけなのにわざわざジェフの手を撃つっていう。しかもその後ジェフの恋人のモナに嘘をつき略奪。人殺しも出来るように。
ヘタレかと思いきやかなりクズで私がジェフなら殺してるんだけど。

モナに関してはなんでサムを好きになる〜って感じだけどサムがジェフを死んだことにしていたから仕方がないかも。

なぜか民家に逃げ込んだのはジェフなのに悪いのはジョンになっていてその復讐のために行動することに。違う逃げ方してれば民家の人は無事だったのではと思えなくはない。
結局ジェフがサムに会い、サムがバージンから情報をゲット、そして武器ゲット、最後は金と武器の取引でジェフが皆殺し。

民家にいた火傷をしてしまった女の子はそんなに登場せず、わんちゃんの方が登場シーンが多かった気がする。しかも可愛い。

ジェフが右手をやられ左手で銃の練習をするシーンが好き。瓶を投げて撃つ。
最後の戦いでは左手もやられてしまうんだけど右手のナイフさばきで銃をゲットし留め。
バタフライナイフがかっこいい。

「罪は償うものじゃない 背負うものだと」サムに言うジェフのイケメンさ。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
鍋レモン

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