Monisan

担え銃/チャップリンの兵隊さんのMonisanのレビュー・感想・評価

3.7
観た。

サイレント時代の喜劇役者はシチュエーションがあればその分だけ、作品を作れたんだろうな。

舞台は所謂"西部戦線"
しかもこの映画が制作されのは1918年だから真っ只中か。

塹壕の中でのコントは、狭い壕の中を利用して、水が溜まったら蓄音機のラッパの部分で呼吸したり。
家族からの手紙が自分だけ無くて人の手紙を盗み見したり。

木に化けて相手陣へ潜入するシーンはコントの王道。そこから思いもよらぬ成果をあげて、自陣へと。

最後のメッセージが、地球上の人類が平和でありますように!と。
これは凄いな。

今、ウクライナやイスラエルでこのようなコメディ映画を影響力のある俳優が作れる気がしない。
そういえばゼレンスキーはコメディアン出身だったか。まぁでも流石に無理だし、不謹慎だと言われるだけか。

チャップリンの偉大さと、もちろん時代性もあるだろけど。

チャールズ・チャップリン、監督
Monisan

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