masayaan

白昼の決闘のmasayaanのレビュー・感想・評価

白昼の決闘(1946年製作の映画)
3.5
「無駄に壮大」と書いている人がいるけどまさにその通りで、インディアンとの混血娘が西部の伝説となるまでの物語.....みたいな前フリから入るにも関わらず、実際には肉欲と孤独の間で揺れる女子を描いただらしの無いメロドラマという印象。

そうなってくると、やたらとスケール感のあるロケーションもどこか空虚で、「騎士道精神にあふれる善良な兄」と「西武魂にあふれる自己中な弟」の間で揺れる乙女心....を描くのなら、「混血」といういかにも思わせぶりな題材は不要かと。

どうせ予算をかけてやるなら、ナウシカ的な女性像を提出して欲しかったかなー、という惜しい一作。悪くは無いが、積極的にオススメする理由にも乏しい。演技も全体的にオーバーだ。
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