萌える闘魂

白昼の決闘の萌える闘魂のレビュー・感想・評価

白昼の決闘(1946年製作の映画)
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言わずと知れた西部劇版「風と共に去りぬ」。当時700万ドルの巨費が鉄道、騎兵隊、カウボーイの大群等にもふんだんに投入されている。ヴィダー監督といえば、「北西への道」「ソロモンとシバの女王」「ビッグ・パレード」も大作だが、制作者がセルズニックだけに、本作品も馬を使ったスペクタクルな場面とテクニカラー撮影がとりわけ印象的だ。サイレントの大女優リリアン・ギッシュが流石の貫禄と名演で見せてくれるのも嬉しい。メロドラマの女王ジェニファーも全編にわたる活躍で、叙事詩といっていい作風に花を添えていた。戦後では屈指の西部劇大作である。