GAKU

白昼の決闘のGAKUのレビュー・感想・評価

白昼の決闘(1946年製作の映画)
4.0
うーん、なんとも共感できない内容だったかなぁ。
荒野の決闘と比較するとこうなった。

Ex) 『荒野の決闘』と『白昼の決闘』
前者は主人公の復讐がゴールとして明確に設定されている。結末は話が進んでいかないと分からないが、(誰が弟を殺したか分からないからある種犯人探しの話でもある)主人公の目的達成まで見ていられる。
一方後者は題名の通り、登場人物のいずれか2人が白昼に決闘するまでの話というのが分かる。
ただ主人公らが何がしたいかさっぱり分からない。感情の変化も何も見えてこない。ヒロインは誰も優しくしてくれなかったから、優しくしてくれた彼を好きになるの...か?うーん、分からない。そこに共感できる余地は全くと言っていいほど、ない作品だった。彼女はジェシーのどこに心惹かれたのか。出会って即恋に堕ちてるようにすら感じた。
だから物語において大事なのは展開云々ではなく、主人公が何がしたいか、そこに共感があるか、なのでは。
GAKU

GAKU