バンバンビガロ

白昼の決闘のバンバンビガロのレビュー・感想・評価

白昼の決闘(1946年製作の映画)
2.5
脚本、演技、演出等のすべての要素がこってり重たいドロドロの愛憎劇で、尺もたっぷり2時間半近くあって見ごたえはあるが少々疲れる。
内容としてはこてこての演劇的メロドラマを西部劇に翻案したという感じなのだが、話が一つの家の中に集約されていて空間を広く使えていないところに西部劇としての弱さを感じる。
主人公パールを演じるジェニファー・ジョーンズはいかにも舞台的な大仰な演技を見せてくれるのだが、肝心のパールのキャラクターはあまりに主体性がなく二人の男の間を行ったり来たりする都合の女性になっており、人物の描き方に強度が足りないと思う。
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