グリフィン

白昼の決闘のグリフィンのレビュー・感想・評価

白昼の決闘(1946年製作の映画)
3.5
初見。字幕。
泥沼愛憎西部劇

インディアンとの混血であるローラは犯罪を犯し死刑になってしまった父の元を離れ別の家族のところに身を寄せることになる。そこには対照的な性格の2人の兄弟がいた。

兄は真面目で誠実、反対に弟は粗暴で下心丸出し。
普通だったら兄の方に好意を寄せるしローラもどちらかというとそれを望んでいた。しかし身勝手で強引な弟のアプローチに対しローラは気持ちを許してしまう。
弟の強引さに惹かれるのはインディアンとの混血という生い立ちに孤独、寂しさを感じてるからなのか。このへんの女の気持ちってわからん!なぜいばらの道を行くんだ。中身が不誠実でも相手を求める気持ち・力強さがあればそれはそれで魅力的ということなのか。ますますわからん。

最後の方とか憎くて憎くてたまらない、でも愛してる。そんな状態だったもんな。気持ちがいろんな人にいったりきたり、たとえ裏切られることがあっても誰かにすがるしかしょうがない。女性の脆さに腹立つといえば腹立つけど、これもこれで人間、そういう感じもするのです。

クライマックス
”愛してるからこそ私の手で殺してあげる” これぞ泥沼の愛憎よな。複雑な感情のぶつけ合い、見ごたえありました。
一度これぐらいリスキーな恋愛体験してみたいもんです。臆病だから無理そうだけど一度くらいはね。
グリフィン

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