園監督作にしては、薄味なストーリーが淡々と進んでいきます。悪人もおらず、でんでんさんも普通の農家の親父でした。もっと激しい絶望と希望の映画だと思ってました。...が、今この時(2012年当時)にこそ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
俺たちの園子温が原発とその被災者家族を描いた作品
最後まで観た上でどこが希望の国だったのか80回くらい考えさせられた結果私にはなんの希望も見出せなかった
子供なのか愛なのか
むしろ救いなどないのでは…
眼に見えないからこそ人は恐れ続けることができない
周りの目を気にして
周りの意見に振り回されて
自分たちが助かるためには
普通の日常を送るためにはどうしたら良いかそのことだけを追い求めて
1人…
途中なかだるみを感じるも、
ラストシーンは鳥肌。
色々あったけど、こんな作品撮れるの、
「園子温」その人しかいねーんだよな。
いつかまた、この腐った社会に
どデカい風穴を開けてほしい。
目を背けるな…
園子温監督の移行期にあたる作品だと感じた
本当の純粋性を万華鏡を通さずに撮ってみた、というか
園監督の個性ではなく彼のピュアな良心で撮ってみたというか そんな気がする作品
面白いか詰まらないかでは…
園子温監督が“原発事故”をテーマに
3.11 から数年後の日本(の架空の土地)で
また新たに起こった未曾有の事態に巻き込まれた
三組の男女の、家族の物語。
これはフィクションだけど、
これ以上のこ…
愛する人を守るために去る者。
愛する人と過ごした場所にいたい者。
その選択をしなければならないのは、人間が自分達の手に負えるもの以上を欲したからだと思う。原子力発電が怖い。人間が怖い。
この映画を…
福島原発事故から1年もしないうちに製作した問題提示作、その作家魂と勇気には拍手です。原発事故に襲われた架空の町、汚染警戒区域に住む人々の奪われた日常生活を半径20キロ避難勧告規制線のすぐ外側に住む酪…
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