第二次世界大戦初期のロンドン。
家族と何不自由なく暮らすミニヴァー夫人だったが、長男の出征が決まる。
健気な若妻テレサ・ライトが不憫でならない。
グリア・ガーソンの母性と逞しさ。
戦意高揚映画ながら…
『かけがえのない人がいること、それが幸福の条件なの』
☆
"市民から見た戦争"をテーマにした作品は珍しく感じた
防空壕に避難したり、空から機関銃で狙撃されるシーンなどは洋画では見たことがなかった…
1942年の映画で最初は建築家のとても裕福な家庭が描かれていてミニヴァー婦人も景色も美しい。後半は悲惨な戦争に巻き込まれラストの牧師さんの話は「戦争は全ての人を巻き込んだ。自由を取り戻す決心をさせた…
>>続きを読む夫のミニヴァー氏が夜中に自警団から電話で叩き起こされそのまま自前のボートでダンケルクへ行ってくれって!その間、夫人は墜落してケガを負ったドイツ兵パイロットを捕獲。紛れもなく愛国映画だが地下のシェルタ…
>>続きを読むあのおばあちゃん、もしかしてガス燈で出てきたうるさい人じゃん、あの駅長さん、疑惑の影でテレサ・ライトの父親役じゃん、と馴染み深い名脇役が揃ってる。昔の映画の脇役って独特だよね。テレサ・ライトは言わず…
>>続きを読む2009/10/25鑑賞(鑑賞メーターより転載)
名もない市井の人々の生活を切り出し、小さな幸せや哀しみを折り重ねながら壮大なドラマに仕立てる。この技術において、巨匠ウィリアム・ワイラーの右に出る人…
イギリス庶民の朝ドラ風?ちょっとした大河ドラマでした。
ミニヴァーさん(夫)の夫人(名前は?あれ?)だけでなく、夫や息子の生活も出てくるまさに朝ドラ的!
ただ「嵐が丘」ほどのガツガツさはなく、家庭…
イギリスの村のリッチな一家の白黒映画。人間味のある会話の運びが好きですし独特の間、コミカルさもあります。結末は開戦、士気をあげるものになっていますが唐突ではなく自然な運びとなっています。ミニヴァー夫…
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