しまうま

アドレナリン:ハイ・ボルテージのしまうまのレビュー・感想・評価

3.2
 ジェイソン・ステイサム主演、ハチャメチャドタバタアクション映画の第二弾。

 前作をそこまで楽しめなかった自分だけど、諦めずにチャレンジして良かったと思った。今作はもうまさしく針を振り切った、常にレッドゾーンに突入しっぱなしで「アクセル全開」を体現したかのような、渾身の一本に収まっている。
 今作を観ることで「ああ、この映画ってこういう風に楽しめばいいのか」と、教えてもらったような気もする。たぶん、この状態で前作を観ればその印象もまた変わるだろう。
 エンドロールで流れるメイキングで、ステイサムの身体の張りっぷりにはかなり驚いたりもしたし、彼の俳優魂も感じることができて、いろいろ学べた映画鑑賞となった。


 ▪️▪️あらすじ▪️▪️
 意識朦朧のまま救急車で運ばれたチェリオス(J・ステイサム)は手術によって意識を回復するものの、自分の心臓が人工心臓に入れ替えられ、本来の心臓がピアスの男に持ち去られてしまったことに気づく。
 男を追うべく、車を奪って走らせていると、心臓に異変を感じ、ドク(闇医者)に電話をする。チェリオスのお腹にはランプが5つあり、そのひとつが赤に点灯していた。ドクによると、皮膚からの電力伝達で充電するタイプらしく、チェリオスは定期的に電気を浴びながらピアスの男を追いかける羽目に。




 ▪️▪️ネタバレありの感想▪️▪️

 申し訳ないけど、わりと酩酊しながらの鑑賞だったので細部はあんまり覚えてない。ただ、要所要所で前作とのつながり(前作の最後で助けてもらったマフィアの登場や、前作ボスとのご対面など)を感じられるなど、おバカアクションたっぷりの割には(たぶん前作もそうだったのだろうけど)脚本がしっかり練られているのには感心した。
 あと、今回は「皮膚での心臓電池補給」という、補給の仕方がわかりやすいのが良い。前作より(どうしても前作との比較になってしまうことを許してほしい)わかりやすくなった印象がある。

 チェリオスがほんと後先考えずに突っ走る姿に爽快感すら覚える、良い映画だと思う。前作観ないとわからない箇所があったり、他ステイサム映画との配点の関係で評価スコア自体はそこまで高くは点けないけど、点数以上に僕的には好印象な映画になりました。
 
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