kent

ペネロピのkentのネタバレレビュー・内容・結末

ペネロピ(2006年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

ビジュアルも脚本も音楽も全てが素晴らしかった

衣装からインテリアまで徹底的に緑を基調に赤がパキっとしたコントラストで舞台美術が美しすぎて魅入ってしまった
グリーンバックに赤い衣装を纏う豚鼻のリッチーが可愛すぎて輝いてた

リッチーがはじめて外の世界へ飛び出した後は緑と赤に加えてブルーがより印象的に使われてる気がした

それまで赤が印象的だったリッチーの衣装が外へ出た時から青を混ぜた紫になってリッチー自身の心の変化を色で表しているような魅せ方だった

両親を含めリッチー以外の外のひとの目の色がみんなブルーだったのも印象的で、リッチーが他者であることをより際立たせているようで切なかった

ラストに結ばれたマカヴォイの目の色と同じ鮮やかなターコイズブルーの衣装を全身に纏うリッチーの姿を見て感動でふるえた

同時に絶妙なタイミングで流れるシガーロスの神秘的で幻想的な音楽にくらいすぎて号泣...
音楽があまりによすぎてすぐに観返したらキスした瞬間から流れてたよ…

「はじまりへの旅」でもシガーロスの音楽に泣かされたのが記憶に新しい…
シガーロスが音楽を担当した映画を探して観ようってなった

この作品のペネロピ役はリッチー以外考えられないし間違いなく彼女のベストアクトだ

だいすき♡
kent

kent