コロン

オデッサ・ファイルのコロンのレビュー・感想・評価

オデッサ・ファイル(1974年製作の映画)
3.8
主人公ジョン・ボイドが、たまたま耳にしたケネディ暗殺のカーラジオニュースをちゃんと聞くために停車したことで信号に引っ掛かり、その結果ユダヤ人老人のガス自殺の現場に出くわし、老人の日記に目を通す機会を得るという導入は実に見事。ナチハンターのヴィーゼンタール、ナチ親衛隊のロシュマン、モサド、オデッサなど史実に忠実なサスペンスフルで緊張感溢れる映画。狂信的で唯我独尊で破廉恥なロシュマンのような輩が多分現在も数多く存在していると思うと、何とかせねばとつくづく思う。
追記:昨日観たヒッチコック監督の「海外特派員」を彷彿とさせる画面がいくつがあり、流石ヒッチコックは偉大だと痛感する。
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