クリムゾンキング

ヤング・マスター/師弟出馬のクリムゾンキングのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

道場同士の獅子舞対決のやらせがバレて道場を飛び出した兄弟子を連れ戻そうと旅に出たジャッキーが何故か兄弟子の関わった囚人脱走事件の犯人と勘違いされて「タンメンはねぇ!」のノリでカンフーバトルが始まる。
なんやかんやで兄弟子の罪を見逃してもらうために逃した囚人を捕まえることになるのだが、虎脚と恐れられる武術の達人だった!

ゴールデンハーベストの「デーンデーンデーンデーン、、、〜」というあのテーマとロゴ見るだけでテンション上がるやつはみんな友だち!

冒頭の獅子舞が直接の原因だけど物語の量的にあそこまで長い必要あるんか?って思いながら気づいたら「獅子舞すげー!」って見入ってるのほんとすげーw

ストーリーなんてあってないようなものだけど、バスター・キートンなどの喜劇役者たちへのオマージュともいうべきスラップスティックの場面や、椅子、中華刀、棒などさまざまなものを使ってのカンフーバトルがとにかくすごい。
中盤の役人の娘が唐突にバトルに参戦してくるくだりでも、スカートを靡かせながら蹴り技を放つ場面が、映像的に映えるシーンなのと蹴りの軌道を隠す二つの意味があり、しかも後半のバトルでしれを伏線として使ってくる(こちらは闘牛士を模した演出)なのも良い。

そして「おまぃはぁ、タンロンがぁ〜?」でお馴染み黄仁植とのラスト15分の圧巻のバトル。

「あいつの蹴りはすごい!まず上半身を狙え!」ボコボコにされる→え?脚使わなくても強くね?→「あいつの上半身は脚より強いんだ」で吹いたwww
無理じゃんwww

結果水タバコのおかげ?でなかばドーピング状態で文字通りボロボロになりながら勝ったのだけど、さすがハプキドー(韓国合気道)の達人だけあって手首や腕を極める技なども見せてくれるし飛び蹴りや多段蹴りなどの見せ技も繰り出してくれるのでこの人たち体幹どうなってんの?という感じ。

ドラ道ではチャック・ノリスの前哨戦だったために完全な噛ませ犬だったけど、今回は質・量共に大満足だった。

しかし酔ってたからって理由で捕まったけど劇中あんな無双してたのに本当になんでアイツ捕まったんだろ?w
舐めプして屈伸でもしてたんかな?