Harigane

男はつらいよ 寅次郎忘れな草のHariganeのレビュー・感想・評価

4.0
<あらすじ>
父の27回忌の法事で帰ってきた寅さん。
満男の為にピアノが欲しいというさくらの願いをかなえようと寅さんが買ってきたのはおもちゃのピアノ。
さくらは「ありがとう」と言ってごまかすが、たこ社長に馬鹿にされたことから大騒動になって寅さんはまたとらやを出ていく。
北海道へ旅立った寅さんは、旅先で歌手のリリー(浅丘ルリ子)に出会い、2人は意気投合する。
その後2人はたまたま柴又で再会するが・・・

<感想>
男はつらいよシリーズ11作目。

旅先で出会ったリリーに柴又で偶然再会した寅さん。
粋がった寅さんのリリーへの家族の紹介の仕方が笑えます😆
「口がフガフガしてるジジイが俺のおじきで、浴衣着て腹ぼったくなってるのがおばちゃん。
前っ面で口パカッと開けてるのが妹のさくらで、その奥で"さるかに合戦"のウスみたいな顎してるのが亭主の博。
その向こうは見た通りのタコ(たこ社長)」
お調子者の寅さん、口が流暢な事で(笑)
紹介された皆、ポカンとしてました😮

寅さんは何階級か話し合うシーンも好きでした。
「中流階級はカラーテレビやステレオを持ってるけどお前は何も持ってない」とおいちゃんに馬鹿にされるも、さくらに、
「お兄ちゃんは誰にもない素晴らしい"愛"を持ってるじゃない」とフォローされ、
「それじゃあお前は上流階級だな」とおいちゃんに言われて有頂天になる寅さん⤴️😙

この単細胞的なところがまた寅さんの愛嬌の良さなんですよね😅

今回のマドンナ、リリー役を演じる浅丘ルリ子。
吉永小百合に負けないぐらいの存在感を示してました✨

毎回フラれてばかりという寅さんに対して、
「いいねぇ、私も心の底から1人の男に惚れぬいてみたいわ。フラれたっていいの」と言うリリー。
愛されるより愛する方が素敵というのがリリーの考え。
そんな彼女には、フラれてばっかりという寅さんがカッコよく映ったんでしょうね🤥

でもリリーは寅さんのこと好きだと言いながらも、喧嘩して出ていった後に寿司屋の女将となってすぐ結婚してました😳
そして寿司屋訪れたさくらに対しては、「この人よりも寅さんの方が好きだった」と伝える。
なかなか破天荒で魅力的なマドンナでした🙄
Harigane

Harigane