トランスマスター

今日も僕は殺されるのトランスマスターのレビュー・感想・評価

今日も僕は殺される(2007年製作の映画)
3.0
#10  =既視感=
『T2』『バタフライエフェクト』『ハッピーデスデイ』『MATRIX』『モンスターズインク』『ハリポタ』を混ぜるとこの映画が完成します。

『T2』のSFXを担当したスタン・ウィンストンのプロデュース作品
主人公は大学のホッケー選手イアン
彼女はエル・ファニングに似たブロンドのジェニー。
ホッケーの試合中時計が止まり最後のシュートがカウントされず試合に負けたイアン。
線路わきに倒れている人に近づくとその人物から線路に引き込まれて死亡してしまう。
目が覚めるとオフィスで社会人になっている主人公とジェニー。
しかし彼らはカップルではなくただの職場の同僚になっている。
しかも社会人のイアンはアメコミのイラストのような顔をしたブルネット美人メディアと同棲していた。
通勤途中に見かけた謎の男に時間が止まるとハーヴェストというクリーチャーが殺しに来る。ジェニーを守れというアドバイスを告げられる。
以降 時計が止まる→殺される→輪廻転生の繰り返しの中
イアンはだんだんとコツを掴んでいくストーリーです。

◆良い点/注目ポイント
・T1000の武器、死ぬとリセット、双子のサングラスをかけたドレッドヘアの兄弟、恐怖心がエナジー、吸魂鬼等、様々なヒット作の良いところを抽出してアレンジできるところはB級映画ならではの手法です。

◆改善点
・輪廻転生するたびに始まる新しい人生がバラエティに富んでおりクリーチャーの襲撃によるホラー×アクションの要素を一切省いてラブコメデイでも良かったのではと思います。

◆総括
・ラストのホッケー審判のシーンなど完全に80's後期の洋画です。
ヒット作を生みだした後もそのビジネスモデルに固執せず、時代に合わせて常に変化していく事の重要性をこの映画で学びました。

-2021年 10本目