まるのすけ

男はつらいよ 寅次郎夢枕のまるのすけのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)
4.3
シリーズ10作目。
寅さんが柴又に戻ると、幼なじみの千代が夫と離婚し近所で美容院を始めていた。
寅さんは千代の美しさにすっかり恋してしまうが、とらやの間借りをしている東大の助教授・岡倉も千代に好意をもっていることが分かり、面白がってからかい続ける。

しかし恋煩いで苦しむ岡倉に頼まれ、自分の気持ちは抑え込むことにし、岡倉の気持ちを伝えるために千代をデートに誘う。そこで寅さんからプロポーズされたと勘違いした千代は「ううん、嫌じゃないわ」と答える。勘違いに気づいた後も寅さんとの結婚に前向きな態度だったが、寅さんがむしろ冗談にしてうやむやしてしまう。

今回のマドンナは八千草薫演じる千代。まさかの寅さんから断るという展開。臆病さ?それとも”寅次郎恋歌”の時のように、自分の手に余るからという身の引き方なのか。