Jumblesoul

八月の濡れた砂のJumblesoulのレビュー・感想・評価

八月の濡れた砂(1971年製作の映画)
2.5
日活が「にっかつ」に移行する際の最後の公開劇映画。
学生運動で盛り上がったパワーが消滅し、シラケと言われる若者世代が出てきた頃の話。村野武範以下、目的も無く無軌道な日々を過ごす連中のドキュメンタリーみたいなもので、映画としての完成度はあまり無い。
本作の最大の見どころは当時14歳で、海から丘に上った人魚のような魅力のあるテレサ野田につきる。映画の冒頭数分間の彼女の登場シーンの美しさには、思わずため息が出る。
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